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「“アジア共・進化”リーダーズフォーラム」 マレーシア・マハティール首相を表敬訪問 〜日本とマレーシアの産業間連携促進・社会課題解決について意見交換〜 2018/09/13 アジア

日本能率協会では、アジアと日本の産業界をつなぎ、共に次の豊かさをつくる「アジア共・進化」を推進しています。

その1つのプログラム「第4期“アジア共・進化”リーダーズフォーラム」のASEAN訪問セッションにおいて、このたび、マレーシアのマハティール首相を表敬訪問し、日マレーシアの産業間連携促進・社会課題解決について意見交換を行いました。

訪問したのは、フォーラムの参加メンバー・事務局の一団計12名。2018年9月6日に、マハティール首相の私設財団「Perdana Leadership Foundation」にて、マハティール首相に面会。

現在、このフォーラムにて研究を進めている日本・ASEANの将来の価値創造の具体策「共・進化策」の検討状況について、同首相に報告するとともに、現在、マレーシアが抱える課題や、日本の産業界に期待すること等について、ディスカッションを行いました。

ディスカッションの中でマハティール首相は、現在の一番の課題認識について日本とマレーシアの「国民性の違い」に触れ、
「マレーシア人の職業倫理観を向上させなければ、日本がかつて実現したような経済成長はできない。日本人の勤勉さや、自分の仕事に真摯に向き合う姿勢、品質に対するこだわりなどを見習い、“Look East Policy”によって、豊かな国づくりを進めたい」と、人材育成の観点での日本の協力に期待を寄せていると表明しました。

また、現在の関心事として、日本の「駅ナカ開発」に触れ、「鉄道交通網を基軸とした小売店開発が日本で成功している。このような事業モデルを、マレーシアでも取り入れていきたい」と述べました。

■JMA「“アジア共・進化”リーダーズフォーラム」について
「“アジアにおける課題先進国”としての日本は、社会・経済の発展・課題解決に正対し、各国とともに“次の豊かさ”を創造することが必要である」との認識に立ち、「これからの日本・ASEAN協働の、新しい価値の創造“共・進化”策」を構想する有益な議論と交流促進の場として、2015年に創設、現在4期目を進行中。

会期・開催地: 2018年6月~11月、東京およびASEAN(第4期はマレーシアおよびフィリピン)

※第4期訪問先・面会者(ASEAN訪問 9/5~11):
<マレーシア> InvestKL、マハティール首相、Perodua、DEWINA、Royal Selangor、他
<フィリピン> 日比経済協力委員会、貿易産業省, SM Group、他

参加者:    日本の各業界から派遣された、次世代リーダー(ASEAN等海外事業推進リーダー)、8社・8名

参加企業:   東急電鉄、東京地下鉄、日本総合住生活、日本通運、フジタ、日本ハム、富士電機、良品計画

コーディネータ:慶應義塾大学商学部/大学院商学研究科 教授 井口知栄氏

アジア共・進化リーダーズフォーラムの詳細はこちら

■本件に関するお問い合せ先■
一般社団法人日本能率協会 経営・人材革新センター(アジア共・進化リーダーズフォーラム事務局)
〒105-8522東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3434-1955