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【ご挨拶】2020年を迎えて 2020/01/01 お知らせ

皆様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます。

昨年より、米中貿易摩擦といった不確実な国際情勢、10月に発表された日銀短観でも、大企業製造業の景況が3四半期連続で悪化とあり、景気の先行きへの不透明感は高まっているように思います。また、昨年初めて人口減少幅が40万人を超え、人口減少社会への加速が如実に表れています。今や、社会・世界の課題は企業の課題となりつつあることを考えると、企業に求められることや対応しなくてはならないことも複雑化しています。特に、人手不足対策や人材定着に向け、抜本的に取り組む必要があると言えるでしょう。

こうした中、日本能率協会(JMA)では、当初から大切にしてきた「人」の持つ可能性をいかに引き出すかを意識して、事業展開を行っています。個人が個性と主体性を発揮し、やりがいをもって働くことで企業や組織が成長し、それが社会の活性化につながるからです。

そうした理念のもと、我々が長年積み重ねてきたマネジメントの知識・経験に加え、有識者の方とご賛同いただいているリーディングカンパニーとのつながりを活かし、産業界の課題解決のための議論を行う評議員会を毎年開催しています。人事・教育部門では、昨年、特に「やりがい・モチベーションの維持」と「ジェネレーションZ」が話題に上りました。2020年には世界の労働人口の2割をジェネレーションZ世代が占めると言われていることも踏まえ、新しい世代と協働することを意識し、「Z世代とのコミュニケーションセミナー」を新規開催します。また、昨年に引き続き、Z世代に対する更なる調査研究を行い、トレンドにあった情報を社会に発信していきたいと思います。

昨今、AI・IoTの台頭やデジタル化への移行が進んでおりますが、すべての産業は「人」を起点とし、「人」が社会や未来を変えていくことに変わりはない、と我々は考えています。今後も、一つひとつの活動を通して、働く人と企業、産業界、さらには国際社会の発展にまで貢献していけるよう、努力してまいります。

今年一年が、皆様にとりまして良い年になることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人日本能率協会 会長 中村 正己