コラム経営の羅針盤

いまこそ一人ひとりがリーダーシップの発揮を(4) 2020/01/16 コラム

一般社団法人日本能率協会 KAIKA研究所 所長 近田高志

◆リーダーシップへの一歩を踏み出す

日本能率協会(JMA)では、「リーダーシップ・チャレンジ」を具体的に学ぶワークショップを行っている。
このワークショップの特徴の1つは、プログラムの終わりに改善目標を公言してコミットすることである。ワークショップの参加者は、「5つの実践」を学びながら気づいた点、自分自身の課題を見つめ直すことで、今後、30日程度のうちに改善する目標、ならびに90日程度の間に改善する目標を設定する。
そして、ほかの参加者に宣言し、具体的な実行を約束するのだ。そして、30日後ないし90日後に互いに連絡を取り、その後、何が起こったかを交換し合うことを求めている。
リーダーシップ開発を1回だけの体験とするのではなく、日常の業務での実践へとつなげることへのコミットメントをする。

このワークショップのもう1つの特徴は、リーダーシップ・プラクティス診断(LPI:Leadership Practice Inventory)というツールによるリーダーシップの診断ができることである。これは、模範的リーダーシップの5つの実践をベースにし、具体的にそのようなリーダーシップ行動をとっているかどうかを診断するものである。これによって、自分自身のリーダーシップの課題に対して具体的な実践をした結果、それがどれほど向上したかを後日、測定できる。

ここまで『リーダーシップ・チャレンジ』の内容に沿って解説してきたが、筆者が一番伝えたいのは、「リーダーシップとは、誰にでもできるもの」ということであり、誰もがより良いリーダーをめざして行動することで、より良い職場や社会へとつながる可能性があるということである。詳細に関心のある方は、ぜひ『リーダーシップ・チャレンジ』(海と月社)のご一読をお奨めする。(終)

◆リーダーシップ・チャレンジ・ワークショップ
詳細はhttps://school.jma.or.jp/products/detail.php?product_id=100180をご覧ください。

※本コラムは、『JMA Management Review』2011年5月号をもとに筆者が加筆・修正を加えたものです。