入社半年・2年目 若手社員意識調査 結果 職場に「目標にしたい人がいる」ことが転職か否かの別れ道! 2018/10/05 調査 Tweet
一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)は、全国の入社半年・2年目を迎えた若手社員400人を対象に、職場や仕事内容に対する考え、現状への満足度を探ることを目的に意識調査を行いました。
●調査概要●
調査名称:『入社半年・2年目 若手社員意識調査』
調査期間:2018年9月12日~9月14日
調査対象:全国の20歳~29歳までの勤続年数が3年未満の就業者(中途採用・パート・アルバイトを除く)
調査方法:インターネット調査
回答数:400人
属 性:
〈勤続年数〉1年目:200人、2年目:200人
〈性別〉男性:141人、女性:259人
〈勤務先従業員数〉1,000人以上 :137人、999~700人:28人、699~500人:20人、499~300人:42人、299人以下:173人
●トピックス●
1.職場に「目標にしたい人がいるか」が転職意向に影響
2.若手社員が留まる職場は、プライベートへの理解があり、人間関係が良好
3.仕事や会社に満足している人は、会社が「社会の役に立っている」と実感
4.現在の職場での心境を漢字一文字で表すと「楽」「苦」「安」「疲」
結果の詳細はこちらをご覧ください。
●結果を受けてコメント(一般社団法人日本能率協会 KAIKA 研究所 所長 近田高志)●
- 今回の調査は、入社から半年ないし1年半が経過した若手社員が、どのような心境で仕事に取り組んでいるかを探ることを目的に行いました。
- ご覧いただいた通り、仕事や会社組織に満足している方が半数を超えている一方で、不満を感じているとする回答も一定数あることが確認できました。様々な期待や不安を胸に入社し、社会人としての人生を始めている若手社員が、悩んだり、苦しんだりしながらも、前向きに取り組んでいる。そのような姿を想像します。
- また、職場に「目指したい上司、目標とした人」がいるかどうかが、転職意向に影響していることが分かりました。また、仕事や会社組織に満足している人は、自分の会社が社会の役に立っていることを実感できているということも確認できました。
- 小会では、個人の成長、組織の活性化、組織の社会性の同時実現により、新たな価値を生み出していく経営の考え方として、「KAIKA」を提唱しています。
- 今回の調査で見られた、会社が社会の役に立っているかどうか、あるいは、目標としたい人がいるかどうかが、若手社員のモチベーションや参画意欲につながっているという結果は、まさに、KAIKA経営の意義を裏付ける結果でもあると捉えています。
- 「人生100年時代」とも言われ、一生を一つの会社に勤めるのではなく、一人一人が様々な成長の機会を追求していくという働き方は、今後、ますます増えていくものと思われます。
- しかし、せめて、その職場で働いている間は、会社の目的に共感し、自分なりの成長目標を持つことができ、働きがいを感じることができる。そのような職場でありたいものです。
- 現在の心境を表す漢字一文字として「楽」が第1位に挙げられました。決して「楽をしている」という意味ではないと思います。現在の職場での仕事を「楽しみ」ながら、更なる成長を目指して頑張っていると受けとめ、応援したいものです。そして、職場の上司や先輩には、若手社員をあたたかく見守りつつ、しっかりと育成していくことが期待されます。
【本件に関するお問い合せ】
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