ドイツメッセ、イベント内容を刷新:ハノーバーで開催予定のCEBIT 2019は中止 CEBITの産業関連テーマはHANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)に統合、デジタル化を中心テーマとする新イベントを準備中 2018/12/04 展示会 Tweet
【ドイツ、ハノーバー発:ドイツメッセ公開英文リリースを翻訳】
ドイツメッセは、28日ハノーバーで、CEBITの産業関連テーマをHANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)に統合し、CEBITのそれ以外のテーマについても垂直統合型企業の意思決定層に対象を絞った内容とするなど、イベント内容の見直しを進めていることを公表しました。こうした見直しは、CEBIT 2019の出展申し込みの減少によるものです。
近年、デジタルエコノミー分野のテクノロジーの発展により、CEBITのような水平分業型企業を対象とした見本市の需要が縮小しています。デジタル化による技術革新の影響は、産業応用分野の業界で特に顕著に見られます。その結果、CEBITの従来の中核的出展企業の多くが、新たなビジネスを生み出すデジタル業界向けイベントへの出展に切り替えています。
「ここ数年、ドイツの産業界では、HANNOVER MESSEとCEBITでテーマが重複していると何度も話題になっています。製造、エネルギー、物流に関するCEBITのテーマをHANNOVER MESSEに統合する時期が来たのです」とDeutsche Messe AGのCEO、Dr. Jochen Köckler(ヨッヘン・ケックラー)は話しています。「CEBITの従来のテーマのうち、どのテーマについて今後新たなイベントを企画するかを決めるため、現在デジタル市場の調査を進めているところです」
ドイツメッセは、来場者数が減少し、出展申し込みの減少が続いていることを理由に、CEBIT 2019を中止します。
ドイツメッセは、近年のイベント内容におけるCEBITの役割と経済的貢献についてすでに評価済みであり、今回の見直しによる直接的な影響があるとは予想していません。「他の多くの好調なイベントや当社の国際事業の力強い成長のおかげで、ドイツメッセはこれからも企業として堅実で安定した地歩を築いて行きます」とケックラーは話しています。ドイツメッセは、国外で開催するイベントでは引き続きCEBITの名称を使用します。
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